【J-POP楽譜の原稿】の家で出来る仕事体験談をご紹介します。在宅ワーク・内職・テレワーク
TSKさんのお仕事体験談です。
出版されているJ-POPの楽譜の原稿を書いています。メロディーとコードネーム（伴奏に必要な和音を簡単に表記する記号の事です）だけの物から、バンドスコアと言う全ての楽器が書かれている物まで種類は色々あります。
基本的に渡された音資料を聴きながら採譜して、手書きの譜面を納品すると言う作業です。
【J-POP楽譜の原稿】は出社や訪問など外出する必要はありますか？？
面接がある場合は一度クライアントの会社まで伺う必要がありますが、それ以外は完全在宅作業です。
実際に【J-POP楽譜の原稿】を始めてみてどうですか？困ったことや自分で工夫してることはありますか？
耳コピ（音だけを頼りに元の音楽を再現する事）と言う作業では通信カラオケのデータ作成と似ていますが、実際にやってみるとまた別の部分で苦労する事があり最初は大変でした。演奏された音楽を機械で鳴らすのではなくて別の人が演奏する為のお手伝いをする訳ですから、きちんと辻褄があっていないといけません。
専門的になってしまい申訳ありませんが、例えばベースと言う楽器は弦が4本で一番低い音はミです。それより低い音が聴こえた場合は、5弦ベース等の特殊な楽器を使用しているか、あるいはチューニングを下げているかをこちらで判断しないといけません。その為にYouTubeやTwitter等でそのアーティストのライブ映像を探して確認したりする事もあります。
【J-POP楽譜の原稿】でいくらくらい稼いでいますか？単価や時給など
メロディ譜だけですと3000円程ですがさくっと終ります。バンドスコアは余程シンプルな曲でない限りは3日以上かかり、クライアントにも依りますが2万円〜3万円位です。
【J-POP楽譜の原稿】のお仕事はどこで見つけましたか？求人サイトや人の紹介など
特にありませんが、ドレミ楽譜出版社の「バンド・スコアの小楽典」と言うサイトは頻繁に参考にさせていただいています。
なぜ【J-POP楽譜の原稿】のお仕事を始めたんですか？→副業として
演奏の仕事が取れない時に何か他に出来る事はないだろうか、と考えました。当初譜面を書くと言う発想は全くなくて、検索で見つけた時は「へ〜、こんな仕事があるんだ」と少々驚いたのを覚えています。
元々譜面は読むのも書くのも苦手だったのですが、最初にお世話になった出版社の方々が親切で、色々教わりながら徐々にスキルが上がって行きました。一曲の単価は通信カラオケのデータ作成と同じ位ですが、それより少ない時間であげられますので助かっています。
【J-POP楽譜の原稿】のお仕事に資格や経験や機材などは必要ですか？
必須の物はありません。
郵送してしまうと手元に原稿が残らず校正時に困りますので、FAXかスキャナとPCがあると便利です。
経験者でしたか？求められる技能あれば教えてください。
音楽を始めた時点で何がしか譜面は書きますから、経験はあったのかもしれません。採譜と言う音を拾う作業ですから、その前からやっていた通信カラオケデータ作成の経験が大きいと思います。
ふたつに共通するスキルは「ポップミュージックで使用される全ての楽器の演奏方法についての知識」です。
これから在宅ワーク・内職・テレワークを始める方へアドバイスをどうぞ
在宅ワークはどうしても単価が安くなりがちで、保証も無い等大変な事が多いと思います。ただ自分にとってメリットが大きくスキルアップにも繋がる様な仕事が見つかった時にすぐそちらにシフト出来る、もしくは今の仕事もこなせるよう調整しながらのぞむ等好きな様にやっていけるのは良い事だと思います。
音楽関係の仕事しか取れませんので事情は違うかもしれませんが、どの仕事も勢いがある時とそうでない時があります。なるべく隙間が出来ない様に、複数のクライアントとうまくお付合い出来ると良いかなと思っています。頑張りましょう！
コメント